結婚式のプロデュースを仕事にしている知人の女性は、
「結婚式は見ているだけで楽しいし、仕事なのに毎回感動する」といいます。

人生に一度きりの晴れの舞台、
新郎新婦が招待客を招くお手伝いがしたいとプロデュース業を選んだそうなので、自他共に認める天職です。

そんな知人ですが、灯台下暗しというのか、自分の結婚式にはなかなかたどりつけませんでした。

結婚式関係のお仕事は、女性が多い職場です。
とくにプロデュースの部門は圧倒的に女性ばかりのため、いい男性との出会いが少なかったんです。

毎週のように結婚式に参加しているのに、
自分自身のプロデュースが出来ずにいた期間は、さすがにやるせなくなったりもしたのだとか。

おなじ職場の女の子が結婚するとなると、プロが寄ってたかって手の込んだ式にしてあげる恒例があり、
そんなときほど「早く自分もされる側になりたい」と願ったといいます。

どこでどう知り合ったのか、まったく縁のない業界の会社員と付き合い始めて、
1年ちょっとの交際で結婚式をあげたときは、念願かなった瞬間でした。

プロの自分が挙げる結婚式のテーマを「新郎新婦、参列者、みんなが楽しい一日」と決めます。

準備万端編み出した式は、定番のポイントはおさえながら、見たことのないあたらしい演出を繰り出して、
笑いあり、笑いあり、笑いありの、ゲストを楽しませる趣向にあふれていました。

とくに「新婦も料理をすべていただきます」宣言は、女性陣の拍手喝采を浴びていました。

そんな自前の式は、楽しく凝りすぎて仕事の肥やしにならなかったそうで、お見事というほかありません。